第1回 ラスベガス・ジャパンタイムス「武士道」

メディア記事

ごあいさつ

皆さん、こんにちは。私は昨年の11月号で紹介されました日本在住の椎名市衛成胤(しいなかずえなりたね)と申します。長い名前ですが、最後の「成胤」は武名と言って武士としての名です。それは私が、日本最大の剣術【北辰一刀流】の宗家をお預かりしたとき頂きました。そしてラスベガスの「竜ヶ峯道場」で、素晴らしい門弟たちに囲まれ、サムライの心を伝えるために、年数回渡米してます。そのご縁でラスベガスに暮らす皆さんにも、今回から、このコラムで、武士道やサムライ、日本の心などについてのお話をしていくことになりました。

さて、サムライは、大小2本の刀を差します。その2本の刀のうち、長い刀は戦いに使う用意ですが、短い刀は、なんと、自分の切腹に使う用意なのです。自殺の用意を常にしているのは、世界中でサムライだけです。クレイジー!・・などと思わないでください。実はそこに、日本人の心の美しさの秘密があるのです。

武士の時代は、日本の引率者がサムライだったお陰で、人々がサムライの心を模範として清く生き、世界中で最も美しい國【日本】を作ることができたのです。今では、見かけることは少なくなりましたが、その日本人の心の美しさを、何とか日本に、そして世界に残すことはできないか・・・。そんな希望を含めて私の話は進みます。これから、しばらくの間、宜しくお付き合いください。

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